自転車運動による体の熱収支
リストアップ
- 系に入る熱
- 筋肉による熱生成
- 日光による加熱
- 系から出る熱
- 呼気による放熱
- 発汗による気化熱
- 走行による「空冷」
- 放射
各項目
筋肉による熱生成
効率25%という数字があるので、とりあえずそれを使う。100Wの運動なら、300Wの熱が生じる
日光による加熱
- 太陽定数 1366W/m2(そのうち地表まで到達するのは約50%)
- 300Wくらいはあるだろう。
呼気による放熱
- 1分あたりの換気量 100L
- 呼気の温度は37度
- 1.0J/gK 定圧比熱
- 細かい話をするとおかしいのだが、ざっくりでいいので
- 1.293 kg/m3, @273K, 比重。
- ここまでの値を使って計算すると、130g換気(100L=0.1m3)、130J/K放熱される。体温を37度とすると
- 気温20度 17 * 130 / 60= 37W
- 気温30度 7* 130 / 60 = 15W
- 生物としては当然か。呼吸するだけで体が冷え切ってしまうようなことはない。ただ、氷点下だと100W近く熱をとられることもある。
発汗による気化熱
- 気化熱 2256J/g
- ありがちな発汗量: 1L/h
- 626W (2256*1000/3600s)
空冷
- 走行速度36km/h = 10m/s (計算が楽だから)
- 断面積 0.4m2
- 流量は4m3/s、比重(前出)が約1.3なので3Kg/s
- 比熱 1.0J/gK
- 3000J/sK
- ただし、体の後ろに流れる空気の温度が気温より1度高いとかはありえないので、300Wとかだろう。
- 当然気温によって違う筈、だが盛り込んだモデルの立て方がわからない。
- 呼吸は温度の上がり方が大きいが、100L
- 空冷効果は温度の上がり方が小さいが、4000L
放射
無視。(ぉぃぉぃ)