twitterより。

shinji_kono twitted:

実際、電子メール/smtp は既に死んでるし。Internetは、電子メールのトランスポートから始まったから、やり直すのであれば、そこからが良い。google wave が、電子メールの見直しを目指しているのなら、そこに、新しいトランスポートの話も入っていると言うのも、ありそうな話。
今のInternetを見直すとすれば、ルーティング、ネーミング、オーバレイ、データストア、トランザクションあたりか。 匿名性、信用、安全性、情報管理、著作権。多種多様な問題を考慮する必要がある。
単に作り直すだけでは、合意出来ない迷い道にはいるだけ。僕も、一つの解決策は持っているが、それと、その技術を選択するかどうかは、まったく別。
Internet の絶望は、技術的な問題にあるのではない。人間が一人一人別であり、合理的な選択はアローの不可能性定理により否定されていると言うところにある。
作り直せばなんとかなるなんてのは、狂気の楽観主義。今のInternetのレベルまで、ゼロから作って到達できる可能性は、5年以内ではほぼゼロ。まあ、NGNもそういうものなんだけど。互換性を捨てられれば話は別なんだろうけどね。
僕が考えている新しいInternet は、信頼できるフィルタ/変換サーバの集合で、大域的なルーティングを期待しないもの。その上のデータはユニークさと、生成履歴、依存関係が、証明される。証明は各サーバに相対的におこなわれる。そんなもの。いくつか提案したけど、難しいね。
スケーラビリティに関しては、メッシュとその上のルーティングをちゃんとすれば良い。昔よりも帯域が大きい分だけやさしくなっていると思う。その点に関しては楽観的。
リアルタイムな大容量、つまり、動画とかは、サーバへ直結する回線を買うべきだと思う。プロバイダは、そう言うサーバを提供することになる。実際、もうそんな感じになっているし。

smtpが死んでいるというのは同感。自前でsmtpサーバをたてるのは変。gmailよりましな運用は、大企業でもない限りほぼ不可能。ネットワークそのものに機能をつける方向には私は反対。ルーティングの構造は、LANでスイッチングハブが普通になったように、何らかの形で変わらざるを得ないだろうという気がぼんやりする。作り直しは論外でしょう。YouTubeはPeeringしてるみたいだし。